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分子栄養学における酵素と基質の親和性について
酵素のかたちは人によって違うのでビタミン必要量に個体差がでる。 例えば、副腎は、ストレスを感じるとコレステロールを抗ストレスホルモンに変換する酵素をつくりはじめる。                           コレステロール                              ↓        ストレス  → 副腎 → 酵素 →→→→→→↓                         ↑    ↓                         ↑  抗ストレスホルモン                         ↑                       ニコチン酸、パントテン酸、ビタミンCなど     このとき、その酵素はニコチン酸、パントテン酸、ビタミンCなどビタミンの存在下でないと仕事ができない。これらの酵素の補助因子を「補酵素」と言う。 コレステロールが抗ストレスホルモンにかわる代謝が進むには、 ・基質(コレステロール) ・酵素 ・補酵素(ビタミン) の三者が結合し、働くことが必要 これは鍵と鍵穴の関係にたとえることができる。(鍵はコレステロールとビタミン、鍵穴は酵素。鍵が鍵穴に対してぴたりと合えば、この反応はスムーズにすすむ。 しかし、酵素タンパクのアミノ酸配列は、一人ひとり違う。つまり、鍵穴の形は人により微妙に異なるため、ぴたりと合う人とそうでない人が存在する。 これを個体差という。 この個体差を補う方法として摂取ビタミンを増やすのが分子栄養学である。(十分な量を投与してあとは生体にまかせる)
| - | 15:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
分子栄養学はこれから爆発的に普及する
「百聞は一見に如かずという言葉があります。 

 「人は目に見えるものしか信じられない」のです。

 19世紀以前は医師たちは薬の効果を患者の症状の変化を観察することで得た知識を蓄積してきました。

しかし、これらの薬や治療法がなぜ効くのかは分からなかった。

 それが解明されたのは光学顕微鏡が普及した19世紀後半なのです。

光学顕微鏡によって細胞と細菌が発見され、医師や科学者がそれらの作用を実際に目にすることが出来るようになりました。 

 それがきっかけで、19世紀後半から20世紀前半は多くの病気(天然痘、コレラ、結核など)の原因が次々に発見され、根絶されていったのです。

 それは非常にすばらしい革命でした。 しかし、それは同時に大きな問題を生んだのです。

 西洋医学は目に見えるものが全てと思いこみ、当時の技術では作用が解明できなかった、伝統的な薬、古来から伝わる治療方法を否定しはじめたのです。 

 光学顕微鏡はその構造上可視光線を使うので、分解能は可視光線の波長に左右され、100ナノメートル程度ですから、ウイルスや分子、原子などは見ることはできません。 

 ビタミン、ミネラルなどサプリメントによる生化学的作用も光学顕微鏡では見えません。

 これが、多くの西洋医学教育で今日でも栄養学的な効能が事実上無視され続けている理由のひとつです。 

 しかし、最近事情が変わりつつあります。 

 ちょっと前まで、専用の設備や部屋を必要とした電子顕微鏡のシステムがコンピューターテクノロジーの発達で、小さくなり、安く手に入れられるようになってきました。 

 このような卓上型もあります。

 
電子顕微鏡は電子をあてて物を見るので、解像度は光学顕微鏡の比ではありません。


ウイルスや分子、原子までも詳細に観察できるのです。 


 これに伴って、分子整合栄養医学ということばもインターネットで検索されはじめるようになったのは非常に興味深いことです。


 今後、電子顕微鏡がますます安価になり、普及することで分子栄養学は日常に急速に溶け込んでいくでしょう。
| - | 15:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
糖尿病とビタミンC
 酸化型のビタミンC(アスコルビン酸)をデヒドロアスコルビン酸(DHA)といいます。
ビタミンCは還元作用を示す際、自らはDHAに酸化されます。


ところで、正常人では、血中にDHAは殆ど検出されないのに、糖尿病の人では明らかにDHAが検出されます。


なぜでしょうか?



ヒトやサルなどを除く多くの動物は,体内でグルコースからアスコルビン酸を生合成できます。
しかし,それができない動物は,アスコルビン酸及び DHA を食事からの摂取に依存しています。.


細胞内に取り込まれた DHA はアスコルビン酸に再び還元されます。人間にとってはDHAも重要なアスコルビン酸の供給源であることがわかっています。


このDHA は,グルコースと構造が似ているので,グルコーストランスポーターを介して細胞内へ取り込まれます。


つまり、DHAとグルコースがトランスポーターを共有しているので、糖尿病の人ではグルコースが過多のためにDHAの取込に不具合が生じるのです。それが、血中にDHAが残存する理由のひとつです。





糖尿病の人は血中ビタミンC濃度は低く、DHA濃度は高いのです。血糖値が高い人は血中たんぱく質の糖化が進んでおり、それがまた活性酸素の発生源にもなっています。

高濃度ビタミンCのパイオニアであったリオルダン医師は、「血中ビタミンC濃度が低い人はすべてビタミンC点滴療法の対象である」と言いましたが、まさに糖尿病はそれが当てはまる疾患でしょう。


但し、血糖値が高い時に点滴をすると、高浸透圧利尿が加速され、脱水が進むので、糖尿病の人がこの治療を受けるのは血糖値が安定している時に限られます。

また、なにかあって病院に運ばれたとき、簡易血糖測定機ではビタミンCとブドウ糖の区別がつかないため、異常な高血糖状態と誤診される可能性が高い事も問題です。

糖尿病をお持ちの方でビタミンC点滴を受ける際はぜひこの事に気を付けて下さい。








| - | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
がんと免疫について
私たちの体では毎日3000-5000個の細胞ががん化しています。

それにもかかわらず、すぐがんが発症するというわけではありません。NK細胞をはじめとした免疫細胞が体内をパトローして、片っぱしからこれを退治してしまうからです。

このがんを取り締まるシステムを腫瘍免疫といいます。これがうまく働く為にはいろいろな条件があります。 ひとつは栄養状態、適度な運動、など生活習慣のひずみがないことです。

これらができないことが続くとがんの発症となります。がんもやはり生活習慣病なんですね。


あともう一つは、なんといってもプラスフィーリングでいることが重要です。

そうしていることでドーパミンがたくさんでます。

これがNK細胞活性を高めるのです。

米国カンサス州の人体機能改善センターでは、がん患者さんの治療にあたって全員に食物アレルギーの検査を行います。 日本のがん治療病院でこの検査をしているところは皆無ですが、なぜこのような検査をするのでしょうか。

それは、がん治療には免疫状態を保つことが非常に大切だからです。

人の消化管は外界と接しており、常に食物にさらされているので、免疫の要になっています。人間のリンパの80%は腸に集中しています。


ですから、正確な食物アレルギー検査をして、腸内環境を整える事が腸管の免疫を保つために有用なのです。
| - | 16:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
医科と歯科の融合
先月の理事会におきまして、理事の交代が決議されまして、僭越ながら来年度から私が理事長に再就任させていただくことになりました。 

 笹塚歯科の木村一相先生が今年一杯で理事長を退任され、副理事長になられます。 この理事長の件はかなりの無理を言って私がお願いしたのですが、木村先生は、それを快く引き受けてくれました。そして、学会が目標として掲げて来た「歯科と医科の融合」を日々の診療で実践し、かつその内容を講演会で発表してくれたのです。

医師の世界では当たり前である点滴を歯科で行うのは実は非常に勇気のいることです。
しかし、彼は、海外の文献にヒントを得て、医師法、歯科医師法を厳密に調べて、法律的な面をクリアし、果敢に挑戦をしました。
その結果、患者、術者共にアマルガム被ばくを最低限に抑えるアマルガム除去術を編み出し、実践しています。
パラダイムシフト的な見事なビタミンC点滴療法の応用だと思います。
「ある集団の中では「当たり前」だったアイディアが、その集団を飛び越えて他集団のアイディアに結びついたときに世界を変えるような物になる」

これをイノベーションと言う事にすると、このように代替医療をメディアとして医科と歯科の技術交流が起こることでイノベーションが頻繁に起こる素地がこの学会にはあります。
歴史的に、人間の進化の源泉は、アイディアの交換、イノベーションとそれに伴って起こる劇的な変化への適応からきているそうです。
私は理事長に再就任するにあたって、この学会のテーマは「木村先生の作り上げて来たこの素晴らしい素地をいかに維持しながら激動する医療界に適応していくか」にしようと考えています。
| - | 16:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
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