2012.02.06 Monday
分子栄養学と二重盲検テスト
分子栄養学は分子生物学、栄養理論にのっとった素晴らしい学問だと思います。
この治療には多くの批判がありますすが、その一番の突っ込まれどころのひとつが二重盲検テストがほとんど存在しないことです。
二重盲検テストは患者を2群に分け、薬とプラセボ(偽薬)を投与して見比べる方法で、患者さんもどちらの薬かを知らされないま
ま行われるので、治療効果を見るのに最も適した方法のひとつと言われています。
問題は、プラセボを投与された患者さんの方です。おそらくイイと分かっている薬があるのにプラセボを飲ませられるかもしれない
と言うジレンマは如何ともしがたいものでしょう。
グレイズ・アナトミーseason7にもそんなエピソードが出てきましたたが、患者の立場に立ってみるとこの臨床試験はかなり残酷なものです。
多くの分子栄養学の医師は「人道的理由」を元に今まで大規模な二重盲検テストを行っていません。
私も今まで何度となく治験を行っていますが、プラセボを投与したことは一度もありません。「半分は偽物の薬で、もしかしたら効かないかもしれません」なんて患者さんに説明のしようがないからです。
(但し、別の統計はとっていますので、このような状況だったら、どのくらいの確率でこのくらいまで改善できるという見込みはお話しできます。)
これからも、患者さんを犠牲にせずに済むような臨床試験が世に認められるよう活動していきます。